天秤座15度で太陽が先行していく意味

火星リズムを身につける

2021年10月8日
今まで先行して走っていた火星に太陽が追いつき、
ここからは太陽のチカラを前面に出して走っていく切り替えポイント。


その切り替えポイントが、”自我の消失の道のり”と呼ばれるゾーンの入り口・天秤座15度でおきる!


これって、火星サイクルの中で、どんな意味を持っているんだろう?


今のわたしたちの生活をより豊かにしていくために、
どんなアプローチができるだろう?


氣をつけていくポイントはどこだろう?


そんな疑問をもって、考えていこうと思う。



”自我の消失の道のり”と呼ばれる(天秤座15度から蠍座15度までの)ゾーンは、
別名バイアコンバスタと言われてる。


自我の消失って、そもそもどんな状態だ?


それは、持っていた自分のチカラを手放すことでもあるし、
同時に自分以外の価値を受け取っていくプロセスのことなんだと思うの。


自分自身が壊れていくような感情と、
自己価値がより豊かになっていく感情の起伏を感じやすいゾーンってこと。


思いっきり⤵️落ちて⤵️自分の非力を感じたあとに、
すでにある豊かさに氣づき⤴︎丁寧に味わうことで⤴︎幸せ感が増していく。


最初に訪れる無力感や非力さをどう受け止めていくか?は大きなテーマ。

これは火星にとっては2年に一回、太陽にとっては1年に一回やってくる難関ポイントでもある。


男性性にとっての試練でもあり、女性性を豊かにするゾーンでもある!


その難関ゾーンを太陽と火星が一緒にスタートしようとしている。

こういう状態を知ると、女性性だけでは到底クリアできそうもない!
男性性としてのポリシー・火のエレメントを掲げていく氣合も必要だなと
感じとってもらえると思います。



こういう道のりの中で、今のわたしたちの生活をより豊かにしていくために、どんなアプローチができるだろう?

仮に、これらの影響を知らずに受動的でいると、揺れが激しい分、ココロはかなり消耗するだろうし、冷静な判断はできなくなるだろうし、自分自身が壊れていく方向にしか目が向きづらくなる。

まっ!理解してたって思いっきり落とされることもあるのだけど、消失のプロセスを通した先の目的、人間として成長していくぞ!って精神を立ちあげておかないと、深淵から戻ってくるのに苦労することになる。



これも人生の道のりにとって悪いことじゃないんだけど、早急に復活してくるルートを持っておくことは大切!


なんでかっていうと、傷を舐め続けている時間が長くなるほど、わだちは深くなって、情熱の炎は勢いがなくなって、次の挑戦をしにくくなってしまうから。


傷ついた時、ココロが泣き叫びたくなった時、自分の氣持ちにフタをせずに、何を自分は一番恐れているのかを、さっさと見たほうがいい。


見るだけでも違う。

私たちが意識して見るということは、影になっている部分に光をあてるということ。


その恐れを見ないようにして避け続けていると、毎年なのか、2年に一回なのか、似たような問題が浮上してくるはず。


冒険の道のりには、必ず傷つく経験もセットで付いてくる!


残念ながら、人生ゲームというのは、この痛みを伴う経験を受け入れないと、今以上前に進めないようになってる。
やんなっちゃうけど、これがゲームのルールみたいなので、クリアするには、戦略的な考えも必要になってくる。


自分が最も恐れていることをうやむやにしてるから、次の新しい道が見えてこないんだから、もう見るしかないでしょう!


根底にある恐れをしっかり見る勇氣があれば、その恐れに囚われず解決していく道も必ず見えてくる。



氣をつけていくポイントはどこだろう?


大事になってくるのは、自分の知らない情報を集めること。


自分の固定観念の外にある真実を探しにいくこと。


私の例で考えてみます。
ここにきて施設にいる母が急に「自分が壊れていくようで怖い」と頻繁にアプローチしてくる。
数年前も同じようなアプローチがあった後で、家の中で石油ストーブで大火傷を負って脳梗塞が発覚して緊急入院。すでにコロナ禍だったので、面会謝絶状態を3ヶ月ほど作ってしまった結果、自力で歩くこともままならぬほどに衰えてしまった。
そこから1年半ほどかけて杖で歩けるようになるまでになった。

なので、今回のアプローチに関しても、ただのココロの不安定さだけではないかもしれない。脳内機能の低下による混乱がありそうだと、理学療法士さんやケアマネさんとも話していて、いつもよりコンタクトを多くとって、慎重な観察をしていこうとしているところ。

ここで一回がっつり落ちたわけです。
その上に、まったく違う視点を持った兄との価値観のズレで、さらに感情が揺らされて、妙にデリケートな氣分になってしまって、、、イライライラ。


ここでの私にとっての挑戦は、こういう流れでもっとも恐れている未来を一旦みること。どういう状況になることを恐れているのかを知ること。


その上で、自分の固定観念に縛られずに、いろんな情報を集めて真実に向き合っていくこと。


と、いうのも、アルツハイマーや認知症と呼ばれる症状について、どこから仕入れた知識をもっているか?と自分に問いかけて見た時、ん〜、映画や友達からの情報しかもってないなーっと思ったんです。


そこで見たのは、”急速に自分自身が壊れていくもの”とか、”今までの家族の関係性が急変していくもの”とかで、どの立場になっても、ある意味で実際の死よりも辛いのかもって思いだったんです。


幸せがガタガタと音を立てて崩れていく恐れ。


自分のチカラでは太刀打ちできない大きなチカラが働いているのを強く感じている恐怖なわけです。


だけどクールに考えてみると、映画って、そもそもお客さんの感情を揺らしてドラマチックに見せようとしてるわけです。
私も映像業界にいたので、同じようなことして感動をつくってきました。


真実よりも物語性を大事にしている媒介ツール。


わかっちゃいるけど、、、、実際は映画の影響を受けて、ものすごくドラマチックな展開に自分達も巻き込まれていくんじゃないかという不安に飲み込まれてしまうこともある。


これが固定観念の中で苦しんでる状況です。


偏った情報の中に囚われてしまってる。


だから、真実の情報を取りにいく必要があるわけです。


認知症をテーマにした映画『長いお別れ』の監督と認知症予防に取り組んでいる医師の対談

そこでお話されてた言葉を拝借させていただきます。

新井平伊医師:「医学用語とか病状というのは、我々のような専門医でなくても脚本家の方でも作家でも勉強できるのですが、それを自己流に勝手に解釈して、そのまま映像にしちゃうケースが多い。そういう意味では、ドキュメンタリーのほうがずっといい。描くというより、そのままを映し出しているわけですから。
ですから僕は、認知症に関しては、今までフィクションよりは絶対ドキュメンタリーがすばらしいと思い、そういう作品を推薦してきたのです。患者でも家族でもない他人が、短絡的に解釈して症状を勝手につくっちゃうなんて、絶対駄目です。」


認知症をテーマにした映画『長いお別れ』の監督と認知症予防に取り組んでいる医師の対談


あちゃー。まさに、これです。
”認知症になる”
それをどう受け取って、どう感じているのか?


それは、その人が、”認知症になることで、どういう感情になったことがあるのか”の「過去の記憶セット」のタイプによって、受け取り方が変わってくる。

私の中にあった”認知症になる”ということは、以前見た映画のように人格が急激に壊れていくという記憶セットによって、感情的不安になってしまった。


事実とは違う解釈をした映像情報かもしれないけど、それが先にインプットされていたので、そう感じてしまうのも当然のことなんですけどね。


これが、認知の歪み!

新井平伊医師:「その人の本質は、認知症を発症したとしてもそこは変わらない。真面目なところとかやさしさとかは残っていく。認知症で影響されるのは、本当にその人の脳機能の5%ぐらいの部分で、95%は正常だと私は解釈しています。もちろん、発症して10年、15年になってくると、老化とともに脳がどうしても萎縮してしまいますが、本人のそれまでの歴史の中でつくってきた本質的な人格というのは変わらない。認知症になると全部人格が駄目になる、なんてことでは決してないわけです。そういう部分が本作ではきちんと描かれているから、そこが本当にすばらしいと思いました。そこが本当に大事なのです。認知症になるともう全部駄目になって、人間的にもめちゃくちゃになるという、そればっかり強調しちゃう映画が多いですからね。」


認知症をテーマにした映画『長いお別れ』の監督と認知症予防に取り組んでいる医師の対談


人格全部が失われるわけではない。
今まで通り自分の思うように生活できなくなるだけ。


ずいぶん、遠回りさせてしまいましたが、自我の消失の道のりも同じで、”自分という存在が家族や周りの人の迷惑になる”のを感じて落ち込んだり、そういう自分にイライラして、コントロールできない行動をとってしまうという心理状況という意味では一緒だなと思ったんです。

そういう意味では、認知と向き合う姿勢とバイアコンバスタで氣をつけていくポイントは同じなんじゃないかな。


男性性にとっての試練でもあり、女性性を豊かにするゾーンでもある!


自分の知らない情報を積極的に集めていくこと。


自分の固定観念の外にある真実を探しにいくこと。


真実を理解して希望に向かうことが一番大事なことだと思うのです。



”周囲に迷惑をかけてしまう自分”を許してあげましょう。


大丈夫だよ!

記憶の一部が消えていっても、決してココロを失うわけじゃないからね。


ほんの数パーセントのプライドを手放せたら楽になる。

新井平伊医師:「僕らの日々の臨床、外来でも、僕らが医療サービスを提供しているようで、実は認知症の方とご家族から僕らの方が人生を教わっているのですよ。重い病気を背負っていながら、人生を必死に生きて、自分たちの絆も確認し合い、知り合いや職場も含めて応援を受けながら、みんな必死で生きている。そういう姿から、治療をしながらこちらが人生を教わって、自分を成長させてくれる。」


認知症をテーマにした映画『長いお別れ』の監督と認知症予防に取り組んでいる医師の対談


泣いたり笑ったりしながら、与えられた生命を必死に生きる。
それが、太陽と火星がバイアコンバスタのスタート地点での決断となっていればいいんだと思う。


どんな道のりになろうとも、たとえ自分のチカラ及ばずとも、最後まで自分なりのポリシーを持って成長する精神であり続ける。

それが、恒星としての不動の波動に必要なのではないでしょうか。


それが天秤座15度で太陽が先行していく意味なのだと思うのです。


勇氣を支える環境をつくっていこう!


固定概念の外に情報を取りにいこう!


どんな時でも今の自分の波動を放ち続けられるように✨


まず、火星の失敗してもいい!とにかく”直感や情熱で進んでいく”→→→そのあとに、太陽の”自分のポリシー”で決めてきた流れから、それが逆転するということは、まず最初に”自分価値観にあった理想のビジョン”がないと、火星が進むべき道を見失いやすいということもあるでしょう。

明るいイメージをもって、怖がらずにもう一歩前進してみよう。

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